こんにちは。今日は乃南アサのマエ持ち女シリーズ1話、「いつか陽のあたる場所で」を紹介します。
大人気ロングセラーシリーズなので、朗読初心者の方でも聞き慣れている方でも楽しめる作品になっています。
ドラマ版を見たことある人多いかも!?
乃南アサとは?
日本の小説家で、1988年に「幸福な朝食」で日本推理サスペンス大賞の優秀作を受賞して華々しくデビュー。
代表作の一つ「凍える牙」で第115回直木三十五賞を受賞している作家さんです。
ことのは人気作品
凍える牙
いつか陽のあたる場所で
一番長い夜に
すれ違う背中を
鎖 上下
花散る頃の殺人
最後の花束
主なシリーズ作品
女刑事・音道貴子シリーズ
新米警官・高木聖大シリーズ
マエ持ち女二人組シリーズ
刑事・土門功太郎シリーズ
人物造形に定評のある乃南アサによって、毎日の生活の中での、ちょっとしたことで不安に感じたり、
天にも昇る気分になる主人公を等身大の女性として素直に表現されています。
人物造形の神って事ですね。
マエ持ち女シリーズとは?
乃南アサによる連作短編小説シリーズ全3作のことです。
小説新潮「yomyom」にて連載されていました。
前科持ち、という人には言えない過去を持った二人が東京の下町、谷中でひっそりと暮らしながらも
色々な事を体験する物語です。
マエ持ち女シリーズはシリーズ第1.2を原作として「いつか陽のあたる場所で」という題名でNHK総合テレビに2013年にテレビドラマ化されています。
主演の上戸彩かわいかったな〜
あらすじ
小森谷芭子は大学時代に好きだったホストに貢ぐために強盗を繰り返した。
その結果、6件目の犯行にして自宅前で逮捕され懲役7年の判決が下った。身元引受人がいなかったためほぼ満期で出所した。
江口綾香は夫によるDVが息子にまで及びそうになるのを恐れて夫を殺してしまう。
自ら出頭したこととDVがあったことにより情状酌量され懲役5年の判決が下った。
二人は同じ刑務所の同部屋ということもあり親友になった。
刑務所を出所した二人は東京の下町で前科持ちを隠しひっそりと生きようと誓った。
人情が濃い下町での生活に二人はすこしずつ前を向いてゆく—。
詳細情報はこちらから
第2.3のあらすじなど知りたい方は特設サイトにて詳細情報公開していますので遊びに来てくださいね。
まってます〜
聴いてみたい方はこちらから
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※applebook
まとめ
いかがでしたか?
私は人に中々言えない過去を抱きながら生きていく姿に心を打たれてしまいました。
フィクションのはずなのに、本当にあった話に感じてしまいました。
乃南アサさんの描く作品は怖いくらいにリアルでした・・・。
乃南アサさん一回逮捕されたことあるのかな!?と思わされる程の腕前でございました。
きっとみんなが想像しているよりも綿密に取材や、勉強をしているんでしょうね。
自分の仕事とはいえ凄いです。
乃南アサさんの作品はどれも人間にリアリティがあって面白いです。
音道貴子シリーズもおすすめなので近いうちに紹介したいと思います。
明日も頑張ってみようかな〜と思える作品です。

honami

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