たまには戦い系じゃなくて、心温まる系がいいな〜
そんなあなたにピッタリの作品があります!その名も「銀の匙」
銀の匙?初めて聞いた・・・。
あの夏目漱石も大絶賛の「銀の匙」を知らないんですか!?!?
知らん・・・。
夏目漱石も大絶賛!銀の匙とは
銀の匙を執筆したのは中勘助という人物なんだけど、夏目漱石の門下生なんだよ。
学生時代の恩師である夏目漱石に「銀の匙」を送ったところ、大絶賛を受け、なんと夏目漱石の推薦で「東京朝日新聞」に連載されることになりました。
自伝的小説とも言われるこの作品は、主人公の「私」が書斎の本棚にしまった小箱の中にある「銀の匙」をきっかけに幼年期に伯母さんと過ごした穏やかな日々を回想する物語です。
優しい世界なのね。
銀の匙のあらすじ
書斎にある木箱を開けるとそこには珍しい形の銀の匙がしまってある。
小さい頃に銀の匙で薬を飲ませてもらっていた、大切な銀の匙___。
産まれたときに病弱だった私を、お産で体が弱った母の代わりに伯母さんに育ててもらった「私」。
子供の頃に覚えた伝説話や、おもちゃ、遊び、全てに伯母さんとのあたたかい思い出があった。
大切に育てられすぎたせいか、学校に行っても勉強についていけず、友達も出来なかった「私」。
しかし、そこでも伯母さんの力で、新しく友達が出来るのであった。
やっと出来た友達も一家で引っ越しをすることになりお別れをすることに・・・。
そのご、元気いっぱいのお恵ちゃんと遊ぶようになるが、「びりっこけなんぞと遊ばない」と言われてしまい、ショックを受けてしまう・・・。
特別だと思っていた「私」は特別ではなかった事に気づき、奮起する___。
物語が前編と後編に分かれていて、「私」の成長が楽しめる作品になっています。
中勘助
中勘助は、日本の小説家であり、詩人、随筆家でもあった。
「銀の匙」で注目を集めた中勘助だったが、その後6年近く作品を発表ぜず作家として沈黙を保つことになる。
その後作家活動とともに、日記体随筆や、詩人として活躍する。
書くことが好きなのね。
「蜜蜂」という作品もおすすめです。
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青空文庫でも読めますが・・・・・
こちらの作品は青空文庫でも公開されている作品ですが、日本語が少し読みづらい
例えば、「小箱がしまってある」というぶんは「小箱がしまつてある」と小さい「つ」が大きくなっていたり、
「思いがけない」が「思ひがけない」と「い」が「ひ」となっています。
読めないことはないですが、読み慣れていない方ですと大変かもしれません
朗読作品のいいところの1つは、「読めない」がないからいいよね。

honami

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